早すぎる愛犬の変化

「チョコ おいで ご飯だよ」

いつもならしっぽをふり駆け寄ってくるチョコ。 今日はゆっくりと私のいる逆の方向に歩いて行く 「チョコ ここだよ」何度声をかけても 壁にぶつかり 私のところにたどりつかない。

11年前長女が 友達のおばあちゃんから生後2週間の プードルとマルチーズのミックス犬をもらってきた。 我が家は共働き、日中はだれも居ないので もらってきても可愛そう とのことで 主人は犬をもらうのは 反対していた。

夕方私が帰宅すると 玄関で私に背を向け ジャンパーで何かを覆うよに 立っている娘。

私には すぐに何をかくしているかがわかった。 連れてきたら自分の勝ち みたいな娘。

私の心配をよそに 主人は 年甲斐もなく 両手をぐーにし、口にもっていった。長女がもらってきた犬をひと目見たときの 次女の表情を私にしてみせた。あんなに嬉しそうな 次女の顔は初めてみた  と次女のお陰で チョコは 家族になった。

最初の1ヶ月は家の中ですごした。家族の帰宅は夜7時ごろ 玄関を開けると家の中は真っ暗。 小さいチョコと うんちを踏まないよう 部屋の電気をつけるまで 緊張した。

2ヶ月ぐらいからは2階の広いベランダをひとりで占領した。家族が帰宅すると ベランダから顔を出してくる。 見慣れない人が来ると ベランダから吠える。

そんなチョコが今年の8月ぐらいから おしっこの量がかなり多い、水を飲む量が多く感じた

8月で猛暑のせいで喉がかわくのだろう  と思っていた。  本土から夏休みで帰省している長女が チョコの異変に気づき 病院へつれって行った。 糖尿病 になっていた。

標準体重5キロに対し チョコは7.5キロ  2.5キロオーバー。 人間でいうと 25キロオーバーらしい。 それから毎日 朝、夕2回のインスリン注射が始まった。

ほんの2ミリのインスリンを投与するのに 毎日注射針をささなければいけない。心が折れるときがある。それでも元気に駆け回るチョコを見ると 「明日もちゃんと打とう」と思う。

このところ最近 チョコの目がビー玉のように 白くなってきていた。 白内障 が進行していることがわかった。 体は元気だけど 目が見えなくなってきている その姿がかえって不憫でならない。 今更ながら チョコの体重管理 しっかりやるべきだったと 後悔する。

ゆうに 標準体重を超えている私に チョコからの 無言の 忠告かもしれない。

チョコ まだまだ頑張って 家族でいようね

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