今、国会で議論がやまない外国人労働者拡大の賛否。
通年出生率の高い,ここ沖縄でも若者の労働力不足。
私の勤務する会社でも、2年前から二人の外国人研修生が働いてくれている。
自分の子供と同年代の彼等。
異国の地での生活は高い収入と引替えにどれだけ不安をかかえてきたのだろうか
初めて彼等と会った日、覚えたての日本語で自己紹介する二人の緊張はこちらにも伝わってきた。
彼等の緊張を少しでも和らげようと、社内でも長老の私は 「この中で一番若い○○です」と挨拶したら 隣にいた男性社員に 彼等が「日本語の意味が解らなくなるじゃないか」と ツッコまれた。 そーですよね~ ><
彼等は今では、社員と何不自由なくコミュニケーションがとれるぐらい 日本語が上手くなった
そして立派な我社の戦力にもなっている。
そして礼儀正しく 明るい彼等は社長の自慢の社員でもある。
地域の集まりにも顔を出し、得意の三味線と島唄を披露する人気者。毎年マラソン大会にも出場し、余裕の完走。
そんな彼等の貪欲な頑張りが何よりも嬉しく、 心地良い社長のご褒美は、いつも彼等の大好物の焼肉! とお決まりだ
彼等は私が行った事も無い美味しい焼肉屋に何度か連れて行ってもらっているらしい・・・
また彼等は厳粛なイスラム教徒でもある。
一人は豚肉は勿論、お酒も一切口にしない。
でも、もう一人は 豚肉は口にしないものの、酔っぱらうと「ビール・お・い・し・い~」と言ってのける。
真面目なイスラム教徒の一人は 母親がかねてからの念願であった メッカ の大巡礼に参加する費用を貯めてプレゼントした。
ビール大好きな一人は、父親に500坪の畑を買うお金をプレゼントした。
親孝行な二人は来年5月に3年の研修期間を終え母国に帰ってしまう。
二人が帰る前、にみんなで旅行に行く計画をしている。
きっと、寂しくも楽しい旅行になることだろう。
深刻な労働不足がもたらした 素敵な出会いに感謝!
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